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日銀の審議委員は、6人のうち今の金融緩和策に反対の立場を取ることが多かった2人が退任し、新たに三菱東京UFJ銀行で副頭取を務めた鈴木人司氏と、三菱UFJリサーチ&コンサルティングで上席主任研究員を務めていた片岡剛士氏が24日付けで就任しました。


25日の記者会見で鈴木氏は、日銀が掲げる2%の物価目標について「高い目標だとは思う」と述べる一方、経済の活性化に向けて、粘り強く金融緩和を続ける必要性を強調しました。また、片岡氏も「2%の達成を何としても目指していきたい」と述べました。


一方、2人の委員は、金融政策を正常化させるいわゆる「出口政策」の議論については、いずれも時期尚早だという立場を示し、このうち鈴木氏は「市場の安定を維持しつつ、出口政策を打っていく手段は日銀にはあると思う」と述べました。


リーマンショック以降、世界的に進められた金融緩和をめぐっては、アメリカやヨーロッパで政策を転換して正常化に向かう動きが相次ぎ、大規模な金融緩和を継続している日本との方向性の違いが際立ってきていて、2人の委員は、今後、黒田総裁らと共に政策の難しいかじ取りを担うことになります。

#リフレ#アベノミクス