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【「一流の世界」へようこそ】創業129年「教文館」 本が売れない時代の老舗書店の哲学 - ZAKZAK

「修養に資するとはどういうことなのか?」。導き出した結論は「本は、教養というレベルではなく、人格形成に役立つものでなければならない」というものであった。「元々、本とはそういうものだった」と渡部さんは過去形で話す。本が売れない時代にあって、なお「(本の)コンテンツの質が低下している」と危惧するからである。


『内田樹&名越康文の辺境ラジオ』で語られたAKBとEXILE論がものすごく的確だった。

反知性主義・反教養主義の象徴がAKBとEXILEの量産である。

学校の勉強ほど楽しくないものはないということを教え込もうとしており、とても変な現象が起きてしまっていると。


それを象徴する出来事というのが、ASEANの首脳会議の出し物がAKBとEXILEだったということ。


あの場で彼らを起用するということは、官邸がお墨付きで「これが日本の若者たちのロールモデルである!」ということを明示したことになる。「日本の若者はこうゆう風になりなさい。」と。


それは具体的にどんな人間かというと、低学歴・低学力で、割とイケイケで、色も濃くて、愛国心をやたら主張するような人間。知性もいらないし、教養もいらない。歌って踊ればいいんだと。

http://d.hatena.ne.jp/d1021/20131231#1388486040
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http://d.hatena.ne.jp/d1021/20131216#1387192063
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反知性主義が国を滅ぼす

 力を背景とした強引な政策は、知性を拒否し、否定するところから生まれます。これは「反知性主義」と呼ぶことができるでしょう。このような風潮は中国だけでなく、既に日本でも見られます。その典型が麻生副総理の「ナチス発言」です。麻生氏を擁護する声もありますが、そのような態度がそもそも反知性主義的です。

佐藤優のインテリジェンス・レポート「麻生発言と反知性主義」「なぜロシアは、スノーデン元CIA職員の一時亡命を認めたのか?」  | 佐藤優直伝「インテリジェンスの教室」 | 現代ビジネス [講談社]

反知性主義 - Wikipedia
竹内洋評『アメリカの反知性主義』リチャード・ホーフスタッター著 【プロの読み手による 書評空間】 | 本の「今」がわかる 紀伊國屋書店

「本を読んで」「くっちゃべって」いるだけ、「役立たず」の学者文化人という橋下氏の臆面なき発言に象徴される反知性主義的空気である。

このようなアメリカの反知性主義の歴史的原因は、三つあるとする。ひとつはアメリカの精神の中核を形作った初期のピューリタニズムとくに福音主義が学説や教説ではなく直観や霊感を擁護したこと反知性主義の淵源となった。第二は人民民主主義の政治の唱道にある。福音主義が学問としての宗教や聖職者制度を否定したように、人民民主主義は、富裕階級や知識階級の叡智にもとづくリーダーシップをよしとしなく、一般庶民の常識知を持ち上げたからだとする。第三は、アメリカの教育が実用一転ばりの大衆教育重視であり、思索や書物好きな子どもの居場所を奪ったことにあるとされる。

いまおこりつつあるのは、熟考という骨のおれる活動から逃げ出す「思慮のない快楽主義」(unreflective hedonism)( D.Rigney"Three Kinds of Anti-Intellectualism:Rethinking Hofstadter"Sociological Inquiry,Vol.61,No4,1991)、まさに動物化するポストモダンという「脱知性主義」知性とは区別された知能が技術知として全開する「スーパー知能主義」による知性的なるものへの挟撃である。本書のいう反知性主義という妖怪はきわめてアメリカ的なものだが、いまふれた「脱知性主義」や「スーパー知能主義」は、グローバルなポストモダン現象である。

内田樹ポストモダン派=脱知性主義=脱理性主義。


反理性主義


http://d.hatena.ne.jp/d1021/20131217#1387276726アレキサンダー大王)
http://d.hatena.ne.jp/d1021/20131205#1386240305(理性)
http://d.hatena.ne.jp/d1021/20131114#1384425489(反近代合理主義)
http://d.hatena.ne.jp/d1021/20130316#1363441917(切問近思)
http://d.hatena.ne.jp/d1021/20110920#1316528301(聖賢の学)