■

イスラエル首相:「エルサレムは不可分」米で演説 - 毎日新聞

　争点の一つの聖地エルサレムの帰属問題では、パレスチナ側は西エルサレムをイスラエルの首都、東エルサレムをパレスチナ新国家の首都にする希望を持っている。だが、ネタニヤフ氏は演説で「永遠に不可分のイスラエルの首都エルサレム」という表現を用い、エルサレムを分割しない考えを示した。

　治安問題では、イスラエル側が国内へのテロリスト・武器の流入阻止のためヨルダン渓谷に自国軍を長期駐留させたい考えなのに対し、パレスチナ側は３〜５年の暫定駐留にとどめ、外国軍に任務を引き継ぐべきだと主張している。ネタニヤフ氏は演説で「イスラエルを守れるのは自国軍だけ」と述べ、妥協しない考えを示した。

　演説について、パレスチナ自治政府のシャース議長顧問はＡＦＰ通信に「交渉決裂を一方的に宣言したようなもの」と指摘。「ネタニヤフ首相はパレスチナ難民問題を解決する気がない」とも語り、イスラエルが求めるユダヤ人国家としての承認を「全面的に拒否する」と反発した。

'End to negotiations?' Netanyahu's speech sparks furious reaction from Palestinians ― RT News