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トランプ大統領が先週、エルサレムイスラエルの首都と認めたことを受けて、パレスチナは強く反発し、抗議するデモ隊とイスラエル軍との衝突が相次いでいます。


こうした中、ホワイトハウスは14日、ペンス副大統領が来週、エジプトやイスラエルなどを訪問すると発表しました。ペンス副大統領は20日、エジプトのシシ大統領と会談したあと、エルサレムに移動し、ユダヤ教の聖地「嘆きの壁」を訪れるということです。翌21日にはイスラエルのネタニヤフ首相と会談するほか、議会で演説を行う予定です。


ペンス副大統領の中東訪問に向けては、当初、パレスチナアッバス議長との会談も検討されていましたが、パレスチナ側はトランプ政権の対応に反発して会談を拒否しています。


ペンス副大統領はエルサレムをめぐる判断で政権内でも意見が分かれる中、首都と認めるべきと主張していたと伝えられています。


トランプ大統領としてはそのペンス副大統領を派遣して、イスラエルとの関係強化を確認する狙いがあると見られますが、パレスチナ側の一層の反発は避けられず、抗議行動や衝突が激しくなることも予想されます。