G7=先進7か国は先月、オランダで首脳会合を開き、ロシアがウクライナ南部のクリミアを編入した問題を協議し、エネルギー安全保障の強化を議論する大臣会合を開催することを決めました。
関係者によりますと、各国で協議を行った結果、G7のエネルギー大臣会合を来月5日と6日にイタリアのローマで開く方向で調整しているということです。
会合では、ウクライナ情勢を巡り欧米とロシアとの対立が深まっていることを受けて、ロシアに対するエネルギー依存をどのように低下させるかを議論し、エネルギーが主要な輸出産業となっているロシアへの圧力を強めたい考えです。
特にヨーロッパは、全体で天然ガスの輸入量のおよそ3割をロシアに依存していて、このうちのおよそ6割はウクライナを経由してパイプラインで輸入しています。
ウクライナ情勢次第ではエネルギーの安定供給に支障が出るおそれもあり、会合ではG7各国が連携強化を模索することにしています。