NATO最高司令官、東欧への部隊常駐検討の必要性を指摘 | Reuters
北大西洋条約機構(NATO)欧州連合軍のブリードラブ最高司令官(米空軍大将)は、ロシアとウクライナの軍事的緊張の高まりを受け、東欧に部隊を常駐させることを検討する必要があるとの認識を示した。
6日の記者会見で語った。
NATOはこれまでバルト海諸国やポーランド、ルーマニアを含めた東欧に短期の部隊や海・空軍の派遣を行ってきたが、年末で期限を迎える。
東欧の加盟国への常駐部隊の検討が必要になるかとの質問に、「検討すべき問題で、首脳会議の議題になるだろう」と語った。
首脳会議に先駆け、司令官や加盟国の国防相・外相は、欧州における戦略が適切かを見直す必要に迫られると指摘。「クリミアやウクライナ東部の状況を踏まえ、新たなパラダイムへの対応能力や部隊派遣地の見直しが必要だ」と述べた。