ロ軍、NATOに対抗 欧州地域の演習で増派 - MSN産経ニュース
ロシア国防省は12日、声明を発表し、米軍と欧州の北大西洋条約機構(NATO)加盟国がバルト諸国で実施する合同軍事演習に対抗するため、この地域に近接するロシア西部の飛び地カリーニングラード州で軍事演習を実施していると表明した。
ロシアは10日、同州でバルト艦隊の演習実施を発表。12日の声明によると、SU27戦闘機やSU34戦闘爆撃機、空挺部隊も増派された。全体の規模は明らかにしていないものの、「NATOの演習と釣り合う人員や武器」の規模としている。
ウクライナ危機によるロシアと欧米の対立は緩和の兆しが出始め、ロシアはウクライナ国境地帯に展開した軍の一部を撤退させたが、NATOの動きには神経をとがらせている。