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イラクのシーア派最高権威が合意呼びかけ、次期首相指名で | Reuters

イラクイスラムシーア派最高権威アリ・シスタニ師は、議会の各派閥に対し、議会が7月1日に招集される前に次期政権の首相、議会議長および大統領について合意を形成するよう呼びかけた。


シスタニ師は、議会の招集を命じる大統領令が発令されたことに触れ、「政治の各派閥はこの日までに3要職について合意する必要がある」と述べた。

イラク 挙国一致の政治体制求める動き強まる NHKニュース

イラクでは、イスラムスンニ派の過激派組織とこれに加勢する武装勢力が、今月10日以降、第2の都市モスルなどを実効支配しているのに対し、シーア派主体の政府軍は奪還を目指し27日、北部ティクリットでヘリコプターで攻撃するなど各地で戦闘が続いています。
こうしたなか、シーア派の最高権威シスターニ師が27日声明を出し、「来月1日に議会が招集されるまでに、あらゆる政治勢力が協力し、新しい首相と大統領、それに議会の議長を選出すべきだ」として挙国一致の政治体制を取り戻すよう呼びかけました。シスターニ師はイラクで多数派のシーア派に絶大な影響力があり、事態の鎮静化に向けて政治面からの宗派や民族の対立解消を働きかけた形です。
また、アメリカのケリー国務長官は27日、訪問先のサウジアラビアでアブドラ国王と会談し、会談後に、イラクは挙国一致の体制を早期に取り戻すことが重要だという考えで一致したことを明らかにしました。
一方、マリキ首相は先の議会選挙で第1勢力となり、今のところ首相の座にとどまる考えを強調していますが、国の内外で事実上の退陣圧力が強まるなか、どのように対応するかが注目されています。