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長期金利の低位安定、金融危機につながらず=米地区連銀論文 | Reuters

シカゴ地区連銀は3日、長期金利が低位安定した場合、将来の金融危機のリスクが高まるとの見方を否定する論文を公表した。


長期金利をめぐっては、スタインFRB理事が今年3月、長期金利の低位安定に対応するため、金融緩和を縮小する必要があるのではないかと発言。これを受け、シカゴ地区連銀の金融エコノミスト、ベン・シャボー氏が今回の論文をまとめた。


論文は、足元の長期金利が低位で安定すると、将来の債券市場のリスクプレミアムが急騰する、という強い関連性はみられないと指摘。


「リスクプレミアムが急騰したタイミングを調査した限り、『リスクプレミアムが低いと、将来の金融不安定化の原因になる』という仮説を政策当局者は疑ったほうがよい」としている。


過去のデータから判断すると、債券市場のリスクプレミアムが低い場合や低下している場合は、逆に将来の金融危機のリスクが低下するという。

イエレンFRB議長も2日、金融安定リスクに対処する手段として、金融政策には「大きな限界」があると指摘している。