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米国務省：ロシアのウクライナへの砲撃示す衛星写真を公開 - Bloomberg

米国はロシアが領内からウクライナに砲撃したことを示すとする衛星写真を公開した。オランダのルッテ首相は激しい戦闘が行われているもようで、調査団はマレーシア航空17便の墜落現場に到着できずにいると述べた。

米国務省は写真とともに声明を公表し、「ロシアの部隊が領内からウクライナ軍に砲撃している」と説明。衛星写真からは「ロシアの支援を受けた分離派がロシアから供与された重火器を使用して、ウクライナ国内でウクライナ軍を攻撃している」ことも分かると述べた。

ウクライナ政府軍は東部ドネツク州の州都ドネツクの北東約20キロにあるホルリフカで親ロシア派武装勢力と交戦。反政府勢力は今月、他の拠点を放棄して人口100万の同市に撤退していた。一方、欧州連合（ＥＵ）はウクライナの戦闘にロシアが関与しているとして、これまでで最も厳しい制裁の検討を明言した。

ローズ米大統領次席補佐官（国家安全保障担当）はＣＮＮの番組「ステート・オブ・ザ・ユニオン」のインタビューで27日、ＥＵの対ロ制裁について、「厳しい措置が行われるとわれわれは確信している」と語った。

オランダとオーストラリアの調査団は27日に墜落現場に到着する予定だった。欧州安全保障協力機構（ＯＳＣＥ）は現場周辺の安全が確保できず、現地入りが遅れていると説明した。

Photos Said to Show Russia Shelling of Ukraine Released - Bloomberg