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7月英CPIは前月比-0.3%・前年比+1.6%、早期利上げ観測後退 | Reuters

英国立統計局(ONS)が発表した7月の消費者物価指数(CPI)は前月比0.3%低下、前年比1.6%上昇と、いずれも予想を下回った。イングランド銀行(英中央銀行、BOE)は利上げを急がない姿勢を示しており、この方針を際立たせる内容となった。


ロイターがまとめた市場予想は、前月比0.2%低下、前年比1.8%上昇だった。


BOEが13日のインフレ報告で賃金の伸び見通しを大幅に引き下げたことを受けて、一部のエコノミストは利上げ時期を今年11月から来年2月に変更していた。


今回、指標が予想を下回ったことでエコノミストからは、BOEに対する年内の利上げ圧力は低下したとの見方が出ている。英ポンドは対ドルで4カ月ぶり安値に下落。英国債の価格は上昇した。


INGのエコノミスト、ジェームズ・ナイトリー氏は「われわれは11月の利上げを見込んでいたが、この指標でBOEへの早期利上げ圧力は低下し、利上げ時期が先にずれる可能性が高くなった」との見方を示した。


2009年12月から昨年12月まで、インフレ率はBOEの目標である2%を上回り、家計の購買力を圧迫。総選挙を来年に控え、生活水準の低下が大きな政治的な問題となっていた。