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日本人ジャーナリスト:米国とウクライナはボーイング墜落に関するデータを隠している - The Voice of Russia

ロシアに対する声高な非難について、日本の著名なジャーナリスト、小林和男氏は、次のような説明を試みている。


一番不思議なのは、米国側、特にウクライナ政府が、証拠を出していないんです。ロシアが示している疑問に対して、証拠を見せていない。それは非常に不思議なことだと思います。当然、米国が、本当にロシア派の「ブーク」から発射された、あるいはロシアの支援を受けてそれが発射されたという(証拠を持っている、という)ことであれば、その証拠を出せばいいですよね。それから、当然ウクライナ政府はデータを全部持っているわけですから、そのデータを出せばいいんですけれども、そのデータを出さないというところが、一番、今回の問題だと思います。おそらく、私の個人的な意見ですが、出せないのではないか。つまり、出せば、一方的に親ロシア派に負わせている責任が、無くなってしまうのではないか。つまり、ウクライナ政府が責任を負わなければならないのではないか、ということが推測される、ということです。

この事件、これからどうなる?


分かりませんが、もしウクライナ政府もしくは米国が、持っているデータを出して、それが親ロシア派が狙ったものではないということが分かったら、ロシアに対する非難、あるいは今まで制裁をやっていたことに対する根拠が、まったく崩れていくわけです。それは、米国もウクライナもやらないと思います。どんなに正しいデータを持っていても、それが自分のこれまでの行動に対して不利になるようなこと(であれば、それ)は絶対にやらないと。やったら、「今までのことは何だ」ということになりますから、それはやらないと思います。しかし、疑問はそのまま残る。だからロシアがやるべきことは、もっと確証を、きちんと広く世界に訴えることだと思います。

小林和男 (ジャーナリスト) - Wikipedia

1984年から1987年まで、1989年から1995年までの2度に渡ってモスクワ支局長を務める。ソ連崩壊の報道で第40回菊池寛賞、モスクワジャーナリスト同盟賞を受賞した。

http://d.hatena.ne.jp/d1021/20140811#1407753614