財政改革の後退、欧州景気回復の最大のリスク=メルケル独首相 | Reuters
ドイツのメルケル首相は10日、財政改革の後退が欧州における景気回復にとって最大のリスクだとの見方を表明した。同国は来年、1969年以来初めて新規国債発行がゼロになる見通し。
首相は連邦議会(下院に相当)の2015年度予算案審議で「欧州委員会が適切な警告を発しているとおり、財政改革の後退は今後の成長にとって最大のリスクだということを、われわれは深刻に受け止めるべきだ」と主張。「ユーロ圏を中心とする欧州に対する義務を守ることが、ユーロ圏に属するための資格となるべきだ」と述べた。