セブン&アイ・ホールディングスが発表したことし8月までの半年間の決算によりますと、売り上げは去年の同じ期間より7%増えて3兆44億円だったほか、営業利益が1.6%増えて1672億円となり、上半期としては過去最高となりました。
これは主力のコンビニのセブン−イレブンが店頭で販売するコーヒーや、いわゆるプライベートブランドの販売が好調だったことなどによるものです。
しかし、スーパーのイトーヨーカ堂は、消費増税や天候不順の影響を受けて、売り上げは去年の同じ時期に比べて2%、営業利益は74.8%、それぞれ減少して2期ぶりに減収減益となり、今後、抜本的な改革を進めるとしています。
記者会見した村田紀敏社長は「買い物の回数を減らすなど、節約志向が強まっているとみられる。消費税率の10%への引き上げは、足元の状況だけで考えると、もう少し先に延ばしたほうがいいのではないか」と述べました。