https://d1021.hatenadiary.com
http://d1021.hatenablog.com

日中首脳会談 実現は予断許さない状況 NHKニュース

安倍総理大臣は、冷え込んでいる日中関係の改善に向けて、来週10日から北京で開かれるAPEC=アジア太平洋経済協力会議の首脳会議にあわせて、第2次安倍内閣発足後、初めてとなる中国の習近平国家主席との首脳会談を実現したいとしています。
このため、政府関係者が北京を訪れるなどして、APECの首脳会議ギリギリまで調整を進めることにしています。
ただ、これまでのところ、中国側は、首脳会談に応じるかどうか明確にしていません。
さらに、中国側は日本に対して、沖縄県尖閣諸島を巡る問題で、領有権問題が存在することや、安倍総理大臣が再び靖国神社に参拝しないことを明確にするよう求める姿勢を変えておらず、「前提条件なしで会談すべきだ」とする日本との間で、意見の隔たりは埋まっていません。
こうした状況を踏まえ、外務省幹部からは、「会談を行うかどうかは、中国側の対応しだいだ」といった指摘や、「中国は、APECの議長国という立場もあるため、あいさつなどの接触はあるだろうが、正式な会談の開催は不透明だ」といった見方が出ていて、会談が実現するかどうかは予断を許さない状況です。
一方、岸田外務大臣は、首脳会議に先立って、今週末に北京で行われるAPECの閣僚会議にあわせて、王毅外相とのことし8月と9月に続く会談の実現を模索し、首脳会談の実現につなげたい考えです。