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中国サンゴ漁船 海保など入港への警戒続く NHKニュース

中国のサンゴ漁船とみられる船は小笠原諸島の沖合や、その北の伊豆諸島に近い海域で活動していて、海上保安庁によりますと、今月3日には205隻が確認されました。
このため、小笠原諸島では台風20号が接近するなか、住民から漁船が台風を避けて港に入り、船員が上陸しないか不安だという声が出たため、日本の巡視船が漁船に対し、島から離れるよう呼びかけました。
その結果、およそ200隻は小笠原諸島から南東に22キロ以上離れた領海の外に退避しました。
一方で、一部の漁船が島の近くにとどまり、領海外に退避させると危険が伴うことから、海上保安庁は12隻について人道上の見地から、台風が遠ざかるまでの間に限り、領海内での停泊を認めています。
海上保安庁によりますと、これまでに島の港に入港した漁船はないということです。
ただ、台風が通過したあと、漁船が再び小笠原諸島の周辺海域に戻る可能性もあることから、海上保安庁などは、引き続き24時間態勢で警戒することにしています。

日本側の対応を難しくしているのは中国の漁船であっても国際法上、日本の領海や、その外側に広がる日本の排他的経済水域を漁をせずに通過することは認められているからです。
このため、単に航行している状態であれば検挙の対象にならず、漁船が網を海に入れ、漁を行っている現場を確認することが必要となります。
海上保安庁水産庁の漁業取締船や東京都の調査指導船と連携し、5隻を超える態勢で対応していて先月、2隻の中国漁船を違法操業で検挙しています。
また、立ち入り検査に応じず停船命令に従わなかったとして、このほかに3隻を検挙しています。
ただ、中国のサンゴ漁船とみられる船の活動範囲は南北およそ570キロと、東京・岡山間の距離に匹敵する広大な海域に及ぶため、漁船が200隻に達するなか、いつ、どこで、どの漁船が操業するか、その瞬間を捉えるのは容易ではなく、海上保安庁などは24時間態勢で監視に当たっています。