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オバマ政権のIS対応は「弱腰」と批判 NHKニュース

ワシントン近郊で開かれるアメリカ最大の保守派の政治集会「CPAC」には毎年、共和党の政治家が数多く出席します。
ことしは来年に迫った大統領選挙への立候補に意欲を示す有力政治家が顔をそろえ、27日にはブッシュ前大統領の弟という知名度を生かして、資金集めで優位に立つジェブ・ブッシュフロリダ州知事が講演しました。
この中でブッシュ氏は過激派組織ISへの対応について、「特殊部隊などの能力を生かすためにも、地上部隊の派遣に条件を付けるべきではない」と述べ、地上部隊の派遣を制限する決議案を議会に提出したオバマ大統領を批判しました。
また、保守派の若手として支持を集めるウィスコンシン州スコット・ウォーカー知事は、「イスラム過激派の脅威がアメリカ本土に及ばないようあらゆる手を打つべきだ」と訴えたほか、強硬派のテッド・クルーズ上院議員も「ISをイスラム過激派と呼ぶことさえ避けるような大統領のもとでは戦えない」と強く非難しました。
共和党の有力政治家たちは、オバマ政権のISへの対応が弱腰だとそろって批判し、安全保障政策を大統領選挙の主要な争点に据えて攻勢を強めています。