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ベンツ社が未来の車開発 米で披露 NHKニュース

メルセデス・ベンツが披露したのは、4人乗りの自動運転車で、21日、カリフォルニア州でメディア向けに試乗会を開きました。
メルセデス・ベンツの想定では、2030年には、自動車は完全に自動で走行できるようになり、未来の車では人は運転から解放され、空いた時間を有効に使えるようになるとしています。
このためこの自動車には、運転するためのサイドミラーはなく、窓ガラスとボディの境目がほとんど分からないカプセルのようなデザインが特徴です。
自動運転で走行しているときは、運転席と助手席が180度後ろ向きに回転し、後部座席の人と向かい合って会話を楽しむことができます。
ドアの内側はスクリーンになっていて、風景の写真を映し出せば、移動しながらまるでその景色の中にいるような感覚を味わうこともできます。
また、タッチパネルを操作して車のスピードを変えたり、電話をかけたりすることもできます。

自動運転は世界の大手自動車メーカーがこぞって参入し、開発競争が最も激しい分野となっています。
前を走る車を自動で追いかけ車線に沿ってカーブを曲がる機能はすでに実用化されており、今後20年以内には、目的地まで完全に自動で走れる車が実現するとみられています。
将来、インフラや交通規制が整い自動運転車が普及すれば、交通事故の減少や渋滞の緩和などの効果が期待されるほか、ビジネスとしても市場の拡大が見込まれています。
大手コンサルティング会社の試算によりますと、センサーやカメラなど自動運転に関わる市場は、2030年には今の100倍の400億ドル、日本円で4兆8000億円規模に達するということです。
自動運転には人工知能や詳細な地図情報の活用など、IT技術が欠かせないため、この分野で強みを持つアメリカのグーグルがすでに参入し、技術でも先行しているとみられています。
さらに、アップルも自動運転に強い関心を示しているとみられ、業界の垣根を越えた開発競争が一層激しさを増しそうです。