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「道徳」の教科書 検定基準の検討始まる NHKニュース

文部科学省は平成30年度から「道徳」を「特別の教科」と位置づけ、国の検定を受けた教科書を導入して記述式で評価を行うことを決めています。
19日に開かれた審議会では文部科学省の担当者が教科化に向けたスケジュールを説明し、来年度には教科書の検定を始める必要があるとして検定の基準や体制を検討するよう求めました。
委員からは「他の教科の検定では学術的な根拠を基に事実関係に誤りがないかどうか確認しているが、道徳でも同じようにできるのか、取り上げる題材など具体的な内容まで踏み込むべきか検討が必要だ」といった意見や「子どもが多角的に考えられる教科書かどうか、学校現場の声も反映できる体制にすべきだ」といった意見が出されていました。
審議会では、このほかの教科書検定の課題も議論することにしていて、一度不合格となった教科書を同じ年度内に再び申請できる現在の仕組みを見直すことなどを検討するということです。
審議会の委員で道徳教育に詳しい兵庫教育大学大学院の谷田増幸教授は「初めての道徳の教科書の検定基準となるので、人間の生き方などをテーマとする道徳ならではの課題も含めて、丁寧かつ慎重な議論が必要だ」と話していました。審議会ではことし7月をめどに報告をまとめる方針です。