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こたつぬこ

選挙協力あるいはよくいわれる「一本化」について考えるときは、以下の視点が必要。①政党間の合意と調整の問題であり、両側の意見をきかないとわからない②いかなる政党であれ候補者の擁立は地元中心であり中央執行部の指揮のみでは動かない③調整や根回しはオープンにはできないところが多い。

選挙協力はバーターであり、沖縄のように統一候補をだす場合以外は、双方の政党にメリットがなければならない。これができない協力とは、一方的に候補者をださないことだが、それは全国政党にはダメージがでかい。

⑤また、政策的にあまりに違う党の間での協力も悲劇をうむ。先の総選挙の維新と民主党の、とりわけ大阪での協力がそれだ。党中央からの強引な選挙協力の押し付けが支持基盤の反発を買い、民主党は比例票を激減させ、統一地方選では壊滅的打撃を被った。

⑥こういうことを踏まえたら、政党間の協力を促すうえでできるのは、政党間の一致点を広げるようなプレッシャーをかけていくこと。いまある課題を追求していきながら、協力するのが説得力を持つ状況をつくりだすこと。そこからするといまのような半端な段階で選挙戦略の話するのはマイナスですよ。