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米司令官 大統領決断あれば中国けん制強化 NHKニュース

南シナ海では、中国が人工島の造成を強行し一帯の主権の主張を強めているのに対し、アメリカは、国際法上、人工島が領海の基点にはならないとして、中国の領海とは認めない姿勢を示しています。
これについて、アメリカ太平洋軍のハリス司令官は、8日、NHKの単独インタビューに応じ、アメリカとしては、国際法が認める空域や海域で飛行し航行し活動することが重要だ」と強調しました。
そのうえで、これまで軍の内部で検討してきた、人工島の周辺12海里およそ22キロ以内にアメリカ軍の艦艇を航行させる行動について、「その準備は整っている。大統領にはいくつかの選択肢を示してきており、大統領の決断に従って実行する」と述べました。
12海里は領海の範囲で、アメリカとしては、この中に入ることで人工島を領土とは認めない立場を鮮明にするねらいがあるとみられますが、これまでは中国側の反発を懸念して行動を避けてきたとも指摘されています。
しかし、先月の米中首脳会談でも中国の習近平国家主席南シナ海の問題で譲歩を見せなかったことから、アメリカのメディアの一部は、オバマ政権が軍の艦艇の派遣に前向きな姿勢に転じつつあると伝えており、大統領の決断が注目されます。