米大統領選で自壊し始めた「強者のためのTPP」|山田厚史の「世界かわら版」|ダイヤモンド・オンライン
環太平洋経済連携協定(TPP)が、各国の批准を前に、失速し始めた。「21世紀の経済ルールを描く」と主導してきたアメリカで鮮明になっている。オバマ大統領は残る任期で批准を目指すというが、肝心のTPP実施法案の成立は絶望視されている。
大統領候補の指名レースで、「TPP賛成」だった共和党のルビオ候補が地元フロリダで負け、撤退を表明。TPPを担ぐ候補は1人もいなくなった。トップを走るトランプ候補は「完全に破滅的な合意だ」と歯牙にもかけない。民主党ではオバマ政権でヒラリー・クリントン候補が「反対」を表明。追撃するサンダース候補はTPP批判の急先鋒だ。
このスティグリッツの発言、全面的に賛同。一読の価値ありです。via @tamakiyuichiropic.twitter.com/BXdEYexQML
— かまやん (@kama_yam) 2016年3月17日
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