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イエレン議長は労働市場完全雇用に「近い」状態で、インフレは一時的な要因により抑制されているとの見方を示した。

FRBのイエレン議長は7日、ニューヨークでバーナンキ前議長ら歴代の議長と共に講演しました。
FRBは去年12月にほぼ10年ぶりに利上げを始めましたが、その後、金融市場が大荒れとなって、ことしに入ってからは2回連続で利上げを見送り、一部には去年の利上げの決定は誤りだったという指摘も出ています。
これについてイエレン議長は「アメリカ経済は海外の景気減速の悪影響にさらされながらも順調に上向いている。回復軌道は維持されており、12月の判断が誤りだったとは思わない」と反論しました。そのうえで「緩やかに利上げを続けていくことが適切だと思っている」と述べ、景気の動向を慎重に見極めながら、利上げを続ける方針を改めて強調しました。
一方、外国為替市場で一時1ドル=107円台まで円高が進むなど、おととし以降のドル高の流れがこのところ反転していることについて、イエレン議長は「ドルの相場水準はFRBの政策目標でない」と断ったうえで、1年半に及ぶドル高でアメリカの輸出が伸び悩み、景気の足を引っ張ってきたと指摘し、市場の動きを注視していく考えを示しました。

米連邦準備制度理事会FRB)のイエレン議長は7日、ニューヨークで開かれた討論会で「ドル高が米経済の重荷になっている」と述べた。為替市場では円高ドル安が進んでいるが、イエレン氏は2014年以降のドル高がまだ解消されていないとの認識を示唆した。


 イエレン氏は、海外経済の減速がドル高につながっているとの見方を示す一方で「目標とするドル相場はない。米国の個人消費は強く、ドル高の影響を相殺できる」と指摘した。「景気は拡大軌道に乗っている」とも話し、ゆっくりとしたペースで利上げを進める考えを改めて強調した。

#FRB #イエレン