トランプ氏のアドバイザーは、フロリダ州で3日間の日程で会合を開いている共和党全国委員会の指導部と会談した。アドバイザーの中には、最近起用された政治コンサルタントのポール・マナフォート氏や、共和党のベテラン政治ストラテジストのリック・ウィリー氏もいた。
会合に参加した関係者によると、トランプ陣営は、7月にクリーブランドで開かれる全国党大会で決選投票を行うことなくトランプ氏が勝利できる、と自信を示した。
党指導部は会合後に記者団の取材に応じ、トランプ氏が共和党候補となった場合、これまで本選で共和党が長らく勝利していなかったいくつかの州でも勝利できるとの見方をトランプ陣営が示した、と明らかにした。
トランプ氏が反LGBT法批判、「自分に合ったトイレ使用を」 | ロイター
米大統領選で共和党候補指名を目指すドナルド・トランプ氏は21日、トランスジェンダー(心と身体の性が一致しない人)が政府や学校の施設で出生証明書に記載された性別のトイレを使用するよう規定したノースカロライナ州の新法は不必要であり、自分に合ったトイレの使用が認められるべき、との考えを示した。
トランプ氏は、NBCの番組で「いまのままで良い。現状に対して苦情はほとんどない」と語った。
新法に対しては、企業や芸能人、活動家らが撤回を求めているほか、州の観光業界や財界は、会合やコンサートの会場変更などで数千万ドルの経済損失が出ていると指摘している。
トランプ氏は「ノースカロライナ州は大変強烈なことをして、大きな代償を払わされている」と述べた。