米連邦準備理事会(FRB)が公表した第1・四半期の融資担当者調査によると、銀行は商工業向け融資の基準を厳しくする一方、家計向け融資については条件を緩めたことが分かった。
法人向け融資の基準や条件を厳格化した銀行の大半が「経済見通しは悪化、または不透明性が増した」と報告したほか、業界特有の状況に言及。エネルギー業界に依存する地域の信用の質はいく分悪化したと指摘した。
半面、様々な種類の居住用不動産については、融資基準を緩めたとしている。
調査は1─3月に米銀70行、22の外国銀の米支店・機関などを対象に実施された。