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撤退か? 我慢か?リーダーに必要な「粘り」とは? ロート製薬会長・山田邦雄氏に聞く!(最終回)|最高のリーダーは何もしない:内向型人間が最強のチームをつくる!|ダイヤモンド・オンライン

【山田】うちはもともとが製薬会社ですから、薬事法をはじめとして、何重にも管理されたシステムの中で仕事をしている。だから本来は、どうしてもおカタい会社になりがちなんですよ。だからこそ逆に、僕としては「肩の力を抜いて柔軟に行こう!」と呼びかけることをかなり意識しています。それでもやっぱり、根が真面目な人がうちの社員には多いですね。

【山田】僕が種を蒔いている部分もあると思います。ファーム事業をやろうと思ったのは、ひと言でいえば、必要なことだから、です。

【山田】あとは「地域とともに」という側面もあります。個別の企業がその意識をもたないと、日本の国土は荒廃していってしまう。地域のために自分たちにできることがあったらやりたいという思いがありますね。

【藤沢】一方で、儲かった分を自分たちに還元するという会社もありますよね。役員報酬を増やすとか、社員にボーナスを出すとか、自社ビルを大きくするとか…。そうしないのはなぜでしょうか?


【山田】ひと言でいうと、新しいことのほうが面白いからですね。「そんなおもろそうなこと、僕もちょっと入れてよ」みたいな(笑)。根本にあるのは好奇心ですね。

【山田】ロートの「NEVER SAY NEVER」の根本にある考え方、これを当社では「ネバネバ精神」と呼んでいるんやけど、僕は粘るためには「1回死ぬ」というのも大事なんじゃないかと思っているんです。


多年草は1年で命を終えるのに、地下に根っこが残っていてまた出てくることがある。それと同じで、ダメだった事業を無理矢理生かして粘るのではなく、いっぺんやめることも大事です。ただ、地面の下ではそこで得たものが粘り強く生き続けているはず。そういう「粘り方」もあるはずやと思います。

【山田】信念というより、最後は神様の決めることだと思っています。結局、運命を自分で操ることはできへん以上、やるべきことをやっていれば、それはそれで意味があると思う。「間違えたことはやってなかったけれど、それでも潰れてしまった」ということであれば、それはそれでしょうがないと思いますね。

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