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行政指導を受けたのは、「田辺三菱製薬」の子会社で、北海道千歳市の製薬会社、「バイファ」です。
遺伝子を組み換えた生物は指定された場所の外に出す場合、自然界に影響が出ないよう熱や薬品で滅菌処理しなければならないと法律で定められていますが、厚生労働省によりますと、バイファは、医薬品の製造過程で使う遺伝子を組み換えた酵母菌を、滅菌処理しないまま、4年4か月にわたって、下水に流していたということです。
法律では問題が起きた場合、速やかに国に報告することが義務づけられていますが、バイファは、工場の排水から酵母菌が検出されなかったことなどから、ことし2月まで報告していなかったということです。
この酵母菌はすぐに死滅するため、自然界への影響はないということですが、厚生労働省は速やかに報告しなかったとして、再発防止を指示するなど行政指導を行いました。
バイファは、「認識が甘く、このような事態を引き起こして申し訳ない。再発防止を徹底したい」と話しています。