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AIIBは24日開かれた理事会で、設立後初めて、アジアの4つの事業に総額5億900万ドル(500億円余り)を融資することを承認しました。
具体的には、バングラデシュの送電網の改良や拡張に1億6500万ドル、インドネシアの貧困地区の住環境の改善に2億1650万ドル、パキスタンの高速道路の建設事業に1億ドル、それに中央アジアタジキスタンで道路の改良事業に2750万ドルを融資します。
このうち、バングラデシュの事業は単独で融資しますが、ほかの3件は世界銀行やADB=アジア開発銀行などと協調して融資を行うとしていて、既存の国際金融機関からも理解と協力を得ていることをアピールしたかたちです。
AIIBは、アジアのインフラ建設を支援する国際的な開発金融機関として、世界57か国が参加してことし1月に業務を始めましたが、銀行の設立を提唱した中国が増資など重要な案件で事実上の拒否権を握るなど、中国の影響力が大きいのが特徴です。
AIIBは、今後も融資の対象となる事業を選び出し、年内に12億ドル程度の資金提供を行う方針で、国際社会が注視するなか、本格的な銀行運営に乗り出すことになります。

中国が主導する国際金融機関、アジアインフラ投資銀行(AIIB)は25日、発足後初の年次総会を北京で開いた。金立群総裁は、創設メンバーの57カ国に加え、新たに参加を希望する24カ国の代表が総会に出席したと明らかにした。


 総会では第1弾の融資案件として4事業を選定したことを報告。金氏は「世界銀行など他の国際金融機関とも協力し、質の高いインフラ投資を推進したい」と強調した。


 中国が提唱する現代版シルクロード経済圏構想「一帯一路」の実現に向け、今後は融資の実行段階に移る。


 総会は中国の楼継偉財政相など加盟57カ国の財務相らが出席、26日まで開かれる。