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ロシア大統領府は6日、プーチン大統領オバマ米大統領が電話会談し、シリアで米ロの軍事行動の調整を加速化させる用意があると一致したと発表した。


 シリアのアサド政権を支えるロシアは反体制派を支援する米国に対し、対過激派で統一戦線を組むよう主張してきたが、アサド大統領の延命につながるとみる米側は難色を示している。


 プーチン氏は電話会談でオバマ氏に、穏健な反体制派が国際テロ組織アルカイダ系「ヌスラ戦線」を含む過激派と早期に関係を断つよう促すべきだと呼び掛けた。両首脳は同時に、国連主導のシリア和平協議再開の必要性を改めて確認した。

シリアの政府軍は、1か月にわたるラマダンが明けた6日の午前1時から8日にかけて3日間、戦闘を停止すると発表しました。この3日間はラマダン明けを祝うイードと呼ばれる祝日の期間に当たり、シリア政府には市民や兵士に配慮を示すねらいがあるとみられます。また、反政府勢力の自由シリア軍も3日間の戦闘停止に同意する考えを示しました。


しかし、反政府勢力の別のグループは、政府軍が戦闘停止を発表したにもかかわらず首都ダマスカス近郊の町を攻撃したとしているほか、イギリスを拠点に内戦を監視しているシリア人権監視団は、北部のアレッポ近郊などで政府軍と反政府勢力による砲撃が続いていると伝え、戦闘は収まっていません。


シリアでは、ことし2月にアサド政権と反政府勢力との間で停戦が合意されましたが、その後、再び戦闘が激しくなり、和平交渉再開の見通しも立っていません。本来はお祝いムードに包まれるラマダン明けの祝日、イードもシリアの人々にとっては、厳しい状況が続いています。

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