https://d1021.hatenadiary.com
http://d1021.hatenablog.com

シリア大統領:「政権支配地域が縮小」国家分断加速も - 毎日新聞

 シリアでは今春以降、反体制派や過激派組織「イスラム国」(IS)、少数民族クルド人が勢力を拡大。アサド氏が国土の一部を事実上放棄する姿勢を示したことで、国家分断が加速する可能性が出てきた。


 アサド氏は、5年目に入った内戦について「戦線は分散しており、全てで勝利するのは不可能だ。兵力の消耗を防ぎ、経済・軍事的に重要な地域を守ることを優先する」と説明した。また「勝利を達成するには軍事力を増強する必要がある」と訴え、軍に参加するよう国民に呼びかけた。

シリア大統領「地域を選択し兵力を集中」 NHKニュース

シリアでは、北部を中心に過激派組織ISや反政府勢力、クルド人勢力などが入り乱れて戦闘を続け、アサド政権の支配下にある地域は国土の4分の1程度まで縮小しています。
アサド大統領は、26日、首都ダマスカスで行った演説の中で、兵士の数が不足していることを認めたうえで、「国の崩壊を防ぐには、政府軍が守り抜くべき重要な地域を明確にしなければならない」と述べ、より重要な地域を選んだうえで兵力を集中させることが必要だと強調しました。シリア軍は、北部の都市、イドリブや中部のパルミラを相次いで失っていますが、アサド大統領は「シリア政府軍の辞書に敗北ということばはない」と述べ、撤退は今後の攻勢に備えるための軍事的な戦略の一環だと説明しました。
アサド大統領は、隣国トルコがシリア国内のISの拠点などに空爆を開始したことについて直接、言及しなかったものの、「トルコを含む外国から武装組織への支援が増しているために政府軍が苦戦を強いられ、国民は絶望している」と述べ、強い不快感を示しました。