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この問題は、民主党の全国委員会が使用していたコンピューターがサイバー攻撃を受けて幹部のメールが流出したもので、ＦＢＩ＝連邦捜査局が捜査に乗り出しています。
これについて、民主党の大統領候補となったクリントン前国務長官は、３１日放送のＦＯＸニュースとのインタビューで、「われわれが知っているのは、ロシアの情報機関が民主党の全国委員会のコンピューターをハッキングしたことだ」と述べました。そのうえで、「私たちの選挙や民主主義にロシアが干渉している疑いが出ている」と述べ、選挙の結果に影響を与えるためロシア政府が画策している可能性があると指摘しました。
さらに、対立候補の野党・共和党のトランプ氏がＮＡＴＯ＝北大西洋条約機構の同盟国が攻撃されても防衛義務を果たすかどうか明言しないなど、ロシアを支援するような姿勢を取っていると批判しました。
一方、トランプ氏は、３１日放送のＡＢＣテレビとのインタビューで、「プーチン大統領とは会ったことがなく、ロシア政府との関係はない」と強調する一方で、「ロシアとの関係改善はテロ対策などを考えればよいことだ」と述べて、関係の改善に意欲を示しました。

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