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英 労働党でコービン党首再選も批判根強く | NHKニュース

イギリスの最大野党、労働党は、ことし6月に行われたEUからの離脱を問う国民投票で、党としてEU残留を打ち出していたにもかかわらず、コービン党首が運動を怠ったとの批判が高まり、2か月余りにわたって党首選挙が行われていました。
選挙の結果は24日発表され、コービン党首が全国50万人余りの党員や支持者の61.8%を得票し、対立候補を抑えて再選を果たしました。
演説したコービン党首は、党首選を通じて亀裂が深まった党内の融和に努める姿勢を示したうえで、「EU離脱という歴史的な課題の中、保守党は国を後退させている。保守党を打ち負かすことに力を注ごう」と述べ、政権交代に向けて党の結束を呼びかけました。
コービン党首は財政緊縮策への反対や鉄道の国有化などを掲げて草の根の支持を集めていますが、党主流派からは左派的な政策では総選挙に勝てないとの批判も上がっています。
このため、EUからの離脱交渉に取り組むメイ政権に対して、労働党が結束を保ち野党としての役割を果たしていけるのか、疑問視する見方も出ています。