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カザフ大統領 核なき世界実現へ 広島で演説行う考え | NHKニュース

カザフスタンのナザルバエフ大統領は、今月6日から9日まで東京と広島を訪問するのを前に、首都アスタナでNHKなどとのインタビューに応じました。


この中で、ナザルバエフ大統領はカザフスタンではソビエト時代、北東部にあるセミパラチンスクの核実験場で450回以上の核実験が行われ、今も多くの住民が放射線による健康被害に苦しんでいることを受けて、被爆地、広島で演説を行う考えを明らかにしました。


そして、「核実験への反対とともに、核廃絶に向けて全世界を1つにするため広島からメッセージを送りたい。非核化の動きでは日本とカザフスタンが世界の先頭にいる」と述べ、演説では、核兵器の被害を受けた国という同じ立場から、非核化に向けた日本との協力強化を呼びかける考えを示しました。


また、核やミサイル開発を進める北朝鮮について、「世界には7000発以上の核爆弾があり、核兵器の存在は自国の安全を守る保障にはならない」と述べ、カザフスタンは、旧ソビエトから引き継いだ核兵器を放棄したことにより、周辺各国と信頼関係を築いて経済発展につなげたと強調しました。


一方、ロシアのプーチン大統領と親しい関係にあるナザルバエフ大統領は、現在の日ロ関係については、「プーチン大統領が日本との信頼関係を望んでいることは確かだ。領土問題は良好で信頼できる関係があれば解決できる。今、正しい方向に進んでいる」と述べ、期待を示しました。