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ドイツ メルケル首相 4期目を目指す考え表明 | NHKニュース

メルケル首相は20日、来月上旬に開かれる与党CDU=キリスト教民主同盟の党大会を前に記者会見しました。


この中でメルケル首相は、「困難で不安定な時代に、自分の経験や才能を国のために生かしていく」と述べ、来年秋に予定されている連邦議会選挙に党首として立候補し、4期目を目指す考えを表明しました。


メルケル首相は2005年に、51歳で、女性として初めてドイツの首相に就任し、以来ヨーロッパの金融危機ウクライナ問題などで強いリーダーシップを発揮して、ヨーロッパで最も影響力のある政治家とされてきました。


最新の世論調査では、メルケル首相が4期目を務めることに賛成が55%、反対が39%と、高い支持を得ています。


その一方で、中東などからの難民を積極的に受け入れたことで、過剰な難民の流入を招いたとして批判が高まり、ことし行われた地方選挙で、与党CDUが歴史的な敗北を喫するなど、支持にかげりも見えています。


ヨーロッパの難民問題やテロ対策に加え、アメリカのトランプ次期政権との関係構築など課題が山積する中、来年の選挙に向けメルケル首相がどこまで求心力を保つことができるかが、問われることになります。

#メルケル-ラガルド体制