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ロシア石油産業と20年にわたり取引してきた米エクソンモービルのレックス・ティラーソン最高経営責任者(CEO)は、プーチン大統領好みの人物だ。


  そのティラーソン氏が次期米国務長官の有力候補になったことで、ロシア政府内では待望の関係改善が近いとの楽観が広がっている。


  ティラーソン氏が正式に指名されれば、トランプ次期政権の要職にロシアとの関係改善を支持する勢力がまた1人増えることになる。国家安全保障問題担当補佐官に起用されたマイケル・フリン元国防情報局長、国防長官の指名を受けた退役海兵隊大将のジェームズ・マティス氏はそれぞれ前任者に比べ実利的なアプローチをとるとみられており、ロシア政府としてはこれ以上はあまり望めないくらいの人選だと、政府のコンサルタントを務めるセルゲイ・マルコフ氏が述べた。


  11日にモスクワで電話インタビューに応じたマルコフ氏は、トランプ次期米政権の顔ぶれについて「素晴らしいチーム。ロシアと真剣な取引ができる人々だ」と称賛した。


  ティラーソン氏は1990年代にエクソンがロシアで事業基盤を確立するのに尽力。99年にはエクソンが大型プロジェクトを進めるサハリンで、当時首相だったプーチン氏と初めて会談した。


  11年にはエクソン北極海油田開発を許可する同社とロシア国営石油会社ロスネフチとの調印式をプーチン氏が個人的に取り持ち、12年の会談ではプーチン氏がティラーソン氏に「あなたに会えてとてもうれしい」と異例の歓迎を表明。13年にプーチン氏はティラーソン氏にロシアで外国人が受ける最高級の栄誉とされる「友好勲章」を授与した。


原題:Russia Applauds Trump Dream Team as Exxon CEO Eyed for State (1)(抜粋)


アメリカのトランプ次期大統領は12日、ツイッターで、アメリカ軍が調達を進めている最新鋭のステルス戦闘機F35について「計画も費用も制御不能に陥っている」と述べました。そのうえで「来年以降は軍の装備品の調達で何十億ドルも節約できるようになるだろう」と述べてコストの削減を目指し計画を見直す可能性を示唆しました。


トランプ氏は先週、大統領専用機エアフォースワンをめぐっても製造費が高すぎるとして発注を取り消す構えを示し、トランプ氏の政権移行チームは「税金の節約に取り組んでいくというメッセージだ」としています。


F35はアメリカを中心に9か国が共同で開発を進め、日本の航空自衛隊も次期戦闘機として導入を進めていますが、開発の段階でたびたび技術的な課題が見つかり、計画の遅れやコストの増加が懸念されています。トランプ氏はF35の計画を具体的にどのように見直すのかは言及していませんが、最大の調達国アメリカが計画を大幅に見直すことになれば日本などの関係各国にも影響を及ぼす可能性もあり、トランプ次期政権の対応が注目されます。


トランプ次期大統領は、12日、国家経済会議の委員長にアメリカの大手金融機関、ゴールドマン・サックスの社長兼最高執行責任者ゲーリー・コーン氏を起用すると発表しました。トランプ氏は、コーン氏を経済担当の補佐官にも起用するとしていて、声明で、「アメリカの労働者の賃金を引き上げ、外国に雇用が流出するのを防ぐ経済政策を策定するだろう」と述べました。これに対して、コーン氏は、「アメリカの労働者が安定した地位を確保できるようにするとした、トランプ氏の考え方を共有している」と述べました。


トランプ氏は、選挙期間中にクリントン氏をウォール街の代弁者などと批判していましたが、財務長官への起用が決まっているムニューチン氏に続いて、ゴールドマン・サックスから要職に登用する人事が相次いでいます。

米大統領選、再集計運動が終結 実施は1州のみ | ロイター

スタイン氏は、ウィスコンシン、ミシガン、ペンシルベニアの3州で票の再集計を請求。ウィスコンシン州では再集計が行われたものの、残り2州では最終的に裁判所が再集計を認めなかった。


ペンシルベニア州連邦地裁の判事は、票の再集計と投票機のハッキング検査を求めたスタイン氏の請求を却下した。


ミシガン州最高裁判所は9日、再集計の継続を求めたスタイン氏の訴えを退けた。同州のビル・シュエット司法長官(共和党)は2日、再集計の中止を求める訴えを起こしていた。


ウィスコンシン州選挙管理委員会の関係者は12日、10日間の再集計作業が完了し、投票結果の変動は小幅にとどまったと明らかにした。


これら3州を含む「ラストベルト(さびついた工業地帯)」と呼ばれる中西部・北東部地域は伝統的に民主党金城湯池だったものの、今回の選挙では共和党のトランプ氏が辛勝した。


ただ、3州すべてで再集計が行われたとしても、トランプ氏勝利という選挙結果が覆える可能性は低いとされていた。


レックス・ティラーソン氏は64歳。エクソンモービルに40年余り勤め、2006年にCEOに就任しました。


トランプ氏は13日、声明を発表し、「ティラーソン氏の幅広い経験と国際情勢への深い見識は国務長官にふさわしい。世界の指導者との人脈は誰にも負けず、国務長官を任せられるのは彼以外にいない」とコメントしています。
また、ティラーソン氏も同じ声明のなかで「トランプ次期大統領の下で外交政策を立て直し、安全保障を強化するというビジョンを共有することを光栄に思います」とコメントしています。


ロシアで石油事業を行ってきたティラーソン氏は、プーチン大統領とも親交があり、2013年にはロシア政府から両国の関係の発展に尽くした人に贈られる勲章を授与されるなどロシアとの関係が深いことで知られています。また、ロシアに対する欧米の経済制裁には批判的だったと報じられています。


アメリカとロシアは、これまでウクライナやシリアの情勢をめぐって激しく対立してきただけに、ティラーソン氏が国務長官に就任すれば米ロ関係が大きく変わるという見方がある一方、アメリカ議会では、ティラーソン氏はロシアに近すぎるという懸念の声も出ています。

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