読書について小林秀雄が『学生との対話』で語る。「本もたくさん読んでいけば、自ずと見えてくるものがちがってくる」という。ハッとさせられた。読書は単純な情報収集ではない。身につけた読書法が訓練されて更新されていく。それとともに思考力が身につくのだ。参考=渡辺知明著『文章添削の教科書』
— 渡辺知明 (@WATANABE_tomo) 2017年2月10日
朗読する人たちの表現力が上がらない一つの理由がある。作品を読むたびに自らの文学作品の読み方を更新して行かないからだ。一つの読み方を目指して繰り返し訓練することでは表現力は高まらない。声による表現とは即興性による作品理解である。その能力を鍛えない限り朗読は機械的な読みに固定される。
— 渡辺知明 (@WATANABE_tomo) 2017年2月10日