世界がよく見えているのは大人より子供 https://t.co/leFVqewwk7
— ウォール・ストリート・ジャーナル日本版 (@WSJJapan) 2017年2月21日
われわれは、小さな子どもは注意を払うのが不得手だとしばしば話す。だが、本当に意味するところは、彼らは注意を払わ「ない」ことが不得手であるため、大人のように世界を選別しないということだ。子どもたちは、自らを取り巻く世界について可能な限りたくさん学んでいる。このため、子どもを幼稚園に行かせようとしているときに、彼らの注意が空を行く飛行機や、床に落ちている小さな紙切れに向かうことがあるのだろう。
それに引き換え、大人は集中して効率的かつ迅速に動く。それがたとえ、周囲を無視することになってもだ。子どもは探索し、大人はつまみ食いする。ここには大人に向けられた教訓もある。われわれ大人は、目の前の目標に集中するあまり、予期せぬ展開やチャンスを逃すことがある。集中を抑えることで、むしろより多くのことが見えるようになることもあろう。
したがって、意識を広げようと思うのなら、幻覚剤、神秘学、瞑想(めいそう)などを試しても良いが、4歳児と散歩に行くだけでも良いのかもしれない。