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アゼルバイジャン大統領府は21日、アリエフ大統領が、議会議員を務めるメフリバン夫人を、第1副大統領に任命したと発表しました。


第1副大統領は、去年9月に行われた大統領権限の強化の是非を問う国民投票を受け新設された国のナンバー2のポストで、大統領が議会の承認なしに任命することができます。


アリエフ氏は、2003年に父親のヘイダル・アリエフ前大統領が病気で倒れたことを受け、その支持基盤を引き継いで大統領選挙に当選し、強権的な手法で政権を運営してカスピ海での油田開発などにも力を入れてきました。


しかし、原油安によって経済の低迷が続いているうえ、トルコなど近隣諸国の情勢が不安定になり、国民の不満が高まる可能性がある中、アリエフ大統領としては、一族に権力を集中させて支持基盤を固め、政権の引き締めを図る狙いがあるものと受け止められています。