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内閣府の務台政務官は、去年9月、台風の被災地の視察に長靴を持たずに訪れ、政府職員に背負われて水たまりを渡るなどして、その後、陳謝していますが、8日夜、みずからのパーティーで、「たぶん長靴業界はだいぶもうかったのではないか」などと述べました。


務台政務官は9日午後、記者団に対し、みずからの発言について、「視察のあと、いろんな代議士や事務所で長靴を購入するという話も聞いたので、長靴業界はよかったのではないかと、ちょっと軽はずみな言葉を発した。被災者の気持ちをないがしろにするようなつもりで申し上げたものではなく、自虐的に、自分をさげすむような言い方の裏返しだった」と釈明しました。


そのうえで、務台政務官は「深く反省しており、本当にお騒がせして申し訳ない」と陳謝しました。


一方で、務台政務官は、記者団から進退について問われ、「今の職責を果たしていきたい」と述べました。


去年、長靴を持たずに台風の被災地の視察に訪れ、政府職員に背負われて水たまりを渡るなどした内閣府の務台政務官が、「長靴業界はだいぶもうかったのではないか」などと発言したことについて、自民党の各派閥の会合では、より一層の緊張感を持って対応していく必要があるという声が出されました。