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大巡礼で毎年世界中のイスラム教徒が訪れるメッカがあるサウジアラビアは、去年、イランと国交を断絶し、大巡礼にイラン人が参加できなくなるなど、対立が先鋭化していました。


大巡礼はイスラム教徒が一生に一度は行うべきとされる重要な行事で、イランはことし8月に始まる大巡礼に向けて、交渉団をサウジアラビアに派遣し、参加を再開するための協議を続けていました。


サウジアラビア政府は17日、国営通信を通じて「イラン人が巡礼できるよう、必要な手続きをすべて終えた」と発表し、イラン人の大巡礼への参加を再開することで合意したと明らかにしました。


また、イラン政府も国営メディアを通じて「8万5000人を超える巡礼者を送り出すことで合意した」と発表しました。


今回の合意で、サウジアラビアとイランの間の火種の1つが解消されますが、両国は内戦が続くシリアへの対応などをめぐり鋭く対立していて、関係改善に直ちにつなげるのは難しい情勢です。