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サウジアラビアのメッカで30日深夜から31日未明にかけて、緊張が高まるイラン情勢を受け、ペルシャ湾に面した6か国で構成するGCC=湾岸協力会議と22の国と地域でつくるアラブ連盟の首脳会議が相次いで開かれました。

議長を務めたサウジアラビアのサルマン国王は、今月、相次いだサウジアラビアなどのタンカーへの妨害行為やパイプラインへの攻撃についてイランの関与があると主張したうえで「イランの妨害行為に対して断固たる行動を取らなかったことが彼らの増長を招いた」と述べ、イランへの対決姿勢を鮮明にしました。

これに対しイランの隣国のイラクが、地域内での緊張は望まないとの姿勢を強調しましたが、エジプトなど多くの国はサウジアラビアの主張に強く理解を示し、イランに対して地域を不安定化させる行為をやめるよう求めることでおおむね一致しました。

今回の会議には、外交姿勢の違いなどからサウジアラビアと国交を断絶しているカタールも首脳級が参加し、サウジアラビアとしては湾岸とアラブ諸国が一致してイランに対じする姿勢を示すねらいがあるとみられています。

イランは、イスラム教徒の断食月の最後の金曜日をパレスチナへの支援を呼びかける日に指定していて、31日は、パレスチナへの占領を続けるイスラエルとその後ろ盾のアメリカに抗議するデモが、イランのほか、イランの影響力が及ぶレバノンイラクなどで開かれました。

このうちイランの首都テヘランでは、政府が主導する形で抗議デモが開かれ、保守強硬派の市民を中心に、数千人が参加しました。

参加した人たちは「アメリカに死を、イスラエルに死を」などとシュプレヒコールを繰り返し、原子力空母を派遣し制裁を強化するなど圧力を強めるトランプ政権に屈しない姿勢を示しました。

参加した聖職者の男性は「アメリカの圧力は単なる脅しにすぎない。イラン国民に恐怖を与えたいのだろうが、そうはさせない」と話していました。

イラン情勢をめぐっては安倍総理大臣がアメリカとの仲介役を担う考えを示し、6月中旬の訪問に向けて最終調整が行われています。

ただ、最高指導者のハメネイ師は今週、演説でアメリカとのいかなる対話も拒否する姿勢を示したほか、保守強硬派を中心にアメリカの圧力に対する反発が一層高まっていて、緊張の緩和に向けて険しい道のりが予想されます。

イランはパレスチナ暫定自治区ガザ地区でも、支援する武装勢力と協力してパレスチナとの連帯を図る集会を開き、イラン政府の高官はビデオ演説で、アメリカとイスラエルへの抵抗を続けていく姿勢を強調しました。

NHKの取材班は30日夜、特別な取材許可を得て、イランがガザ地区で開いたパレスチナを支援する集会を取材しました。

会場にはガザ地区を実効支配するイスラム原理主義組織ハマスのメンバーら1000人が集まり、この中で、イランの最高安全保障委員会のシャムハニ事務局長がビデオ演説を行いました。

この中でシャムハニ事務局長は、ハマスが最新兵器を保有するイスラエル軍に対しロケット弾などで抵抗していることを称賛し、ハマスへの支援を続けていくと強調しました。

そのうえでアメリカは今、中東和平案を提示すると語ってアラブ諸国を味方に抱き込み、パレスチナ問題の消滅を図っている」と述べ、イスラエル寄りの立場が鮮明なアメリカのトランプ政権を批判しました。

これに続いてハマスのナンバー2のシノワル氏も演説し「われわれがテルアビブが射程に入るような長距離のロケット弾を開発・製造できるのは、イランによる財政面と技術面の支援のおかげだ」と述べて、イランと連帯してイスラエルとの武装闘争を続けていく姿勢を訴えていました。

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