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和田被告の裁判で検察は懲役20年を求刑し、弁護士は「被告は末端の組員にすぎず事情をよく知らなかった」として刑を軽くするよう求めていました。


22日の判決で福岡地方裁判所の松藤和博裁判長は、「組員の一存で過激な襲撃方法が選択されたとは考えがたく、上層部の指示か了解があったと考えるのが自然だ。トップの野村被告の指揮命令に基づく極めて組織的で計画的な犯行だ」と指摘しました。
そのうえで「被告は歯車のひとつだったとしても重要な役割を果たした」と述べ懲役18年8か月を言い渡しました。
工藤会が市民を標的にしたとされる一連の事件で判決が言い渡されたのは初めてです。