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学校法人「森友学園」の籠池理事長の証人喚問が、参議院予算委員会で始まり、冒頭、山本委員長が籠池氏本人であることを確認したあと、籠池氏が「良心に従って真実を述べ、何事も隠さず、また、何事も付け加えないことを誓います」と宣誓し、宣誓書に署名、なつ印しました。


大阪の学校法人「森友学園」の籠池理事長は、参議院予算委員会での証人喚問で、先に「この学園を作るにあたっては安倍総理大臣の寄付金が入っていることを伝達する」などと述べたことに関連して、「安倍総理大臣の夫人の昭恵氏が、講演の際、同行していた人に席を外すよう言ったのち、私と2人きりの状態で『どうぞ安倍晋三からです』と言って、寄付金として封筒に入った100万円をくださった」と述べました。そのうえで、籠池氏は「昭恵夫人は全く覚えていないと言っているようだが、私たちには大変名誉な話なので、鮮明に覚えている」と述べました。


大阪の学校法人「森友学園」の籠池理事長は、参議院予算委員会での証人喚問で、「この問題で、私だけを悪者にするような政府の要人や大阪府知事の対応を見て何かおかしいと気付き始めた」と述べました。
そのうえで、籠池氏は「財務省の佐川理財局長の命として、部下のシマダさんから『10日間隠れていて』と顧問弁護士から申し伝えられたことも、そのときは『何でだろう』と不思議に思っていた」と述べました。


大阪の学校法人「森友学園」の籠池理事長は、参議院予算委員会での証人喚問で、国有地の売却に政治的な関与があったと思うかを問われ、「政治的な関与はあったのだろうと認識している。さまざまな長短があると思うが、そのつどそのつど、政治的な関与があったと思っている」と述べました。


籠池氏は参議院予算委員会の証人喚問で、おととし9月、安倍総理大臣の妻、昭恵夫人に講演をしてもらった際、帰りに10万円を支払ったと証言しました。そのうえで、お菓子の袋に10万円が入った封筒を入れたと説明しました。


この中で、籠池氏は「ことしの4月に『瑞穂の國記念小學院』を開校できるよう頑張ってきた。私の思いに、安倍総理大臣や、昭恵夫人大阪府議会の先生をはじめ、多くの関係者の皆さんにご理解をいただいたことは今でも本当に感謝している」と述べました。そのうえで、籠池氏は「小学校設立に夢中になって走り続けてきた途中で、多少無理をしてしまったことがあるかもしれない。結果として、契約書が3種類作成されたことや、幼児教育の指導の行きすぎなどが生じたことは、自分の至らなさを認め、反省すべき点について反省し、謝りたい」と述べました。
一方、籠池氏は「昭恵夫人に講演をしてもらったおととしの9月5日、昭恵夫人は、控室だった園長室で、同行したお付きの方に席を外すように言ったのち、私と2人きりの状態で、『どうぞ安倍晋三からです』と言って、寄付金として封筒に入った100万円を下さった。昭恵夫人は『全く覚えていない』と言っているようだが、私たちにとっては大変名誉な話なので、鮮明に覚えている」と述べ、改めて昭恵氏から寄付金を受け取ったと説明しました。
また籠池氏は、国有地の取得に関連して、「昭恵夫人に助けをいただこうと思い、おととし10月、昭恵夫人の携帯に電話した。留守番電話だったのでメッセージを残した。後日、内閣総理大臣夫人付きの、タニ・サエコさんという方から連絡をいただき、『なかなか難しい』との返事をいただいた」と述べました。
一方、国有地が鑑定価格よりも8億円余りが差し引かれたことについて、「弁護士に土地取引に関する一切の交渉をお願いしたところ、最終的に土地価格を8億円余りも値引きされた1億3400万円になったと聞いて、想定外の大幅な値下げにその当時はちょっとびっくりした」と述べました。
そして、籠池氏は、小学校の認可の手続きをめぐり、「小学校の設立に関する大阪府への申請では、亡くなった大阪府議会議長を務めた畠先生に、大阪府の松井知事や府に力添えをいただけるようお願いしていた。そのおかげで、大阪府の当時の総務部長などにも説明をさせていただき、小学校設置の認可申請では特別な取り計らい頂いたものだと感謝している」と述べました。
さらに、籠池氏は「小学校設立認可申請を取り下げたのは、顧問弁護士だった酒井弁護士の指示で、断腸の思いだ。しかし、その後、私だけを悪者にするような政府の要人や大阪府知事の対応を見て『何かおかしい』と気付き始めた。財務省の佐川理財局長の命として、部下のシマダさんが『10日間隠れていて』と弁護士から言われたことも、『何でだろう』と不思議に思っていた」と述べました。
一方、籠池氏は、問題が発覚してから籠池氏の妻に昭恵氏からメールがあったとしたうえで、「昭恵夫人から、『ご夫妻がいま大変なことは想像がつきますが、主人にとっても大変なことに巻き込まれたということも理解頂きたいと思います』とか、『私が関わったということは、裏で何かがあると疑われないように』という口止めとも取れるメールが届いた」と述べました。
最後に、籠池氏は「国有地の大幅な値引きなど、一連の経緯の真相を明らかにするためにも、私だけにトカゲのしっぽ切りで罪をかぶせようとするのではなく、こうして国会で正直にお話をさせていただくので、そのほかの関係の方を国会に呼んで事実関係をお聞きいただき、真相解明を進めてほしい」と述べました。


大阪の学校法人「森友学園」の籠池理事長は、参議院予算委員会での証人喚問で、大阪府の小学校の設置認可基準を緩和してもらうため、参議院大阪選挙区選出で、日本維新の会の東徹参議院議員に協力を依頼したと証言しました。
さらに、小学校の認可や国有地の購入に関して、ほかに声をかけた政治家を問われ、自民党北川イッセイ氏や柳本卓治氏の名前を挙げました。

北川イッセイ参議院議員はNHKの取材に対し、「籠池氏とは会ったこともなく、知らない。何かを頼まれたことは一切ない」と述べました。


籠池氏は、無所属クラブの松沢成文氏から小学校の設置認可について依頼をした府議会議員の名前を挙げられないか尋ねられたのに対し、「今の段階では控えさせていただきます」と答えました。
また、「国会議員や大阪府議会議員に大阪府の松井知事にどうにか便宜を図ってもらえるようお願いをしてくれという口利きを依頼したことはないか」との質問に対して、籠池氏は「しておりません」と答え、口利きの依頼を否定しました。


この中で、自民党西田昌司氏は「『小学校の開設について、便宜を図っていただくよう昭恵夫人に頼んだ』と言っているが事実か。また、安倍総理大臣には頼んだのか」とただしました。
これに対し、籠池氏は「安倍総理大臣に直接お願いしたことは一切ないが、昭恵夫人を通じていろいろなことを相談したことはある。小学校について『このような副読本はどうだ』とお見せしたこともあるし、『こういうカリキュラムだ』と話したこともある。一つ一つ教育的なことをお願いした」と述べました。
また、籠池氏は、みずからが主張している昭恵氏から寄付金100万円を受け取った際の状況をめぐり、西田氏が、昭恵氏から事情を聞いたところ同行した政府職員と一緒にいて1人になっていないと話していると指摘したのに対し、「その話は違っている。私と夫人と秘書の方がいたが、秘書の方は直前に人払いをされたので2人だった」と述べました。
さらに、籠池氏は「小学校建設の資金調達にあたって、政治家の口利きがあったのか」と質問されたのに対し、「この土地が出てきたときに、『いいものが出てきたな』と思った。近畿財務局にお願いしに行ったが、一民間人が行くだけではどうしようもないため、ご紹介いただいて、行かせていただいた。しかし、土地の定期借地の金額も結果として高止まりになっている。皆さんが思っているお金を呈しての口利きはなかったというふうに思っている」と述べました。
さらに、籠池氏は「安倍晋三記念小学校」の名称を使って学校開設のための寄付金集めを行っていたことについて、「昭恵夫人を通じて再三やり取りし、その中で『安倍晋三記念小学校』としたいという認識をした。時期は覚えていないが、昭恵夫人から『それはご遠慮いただきたい』ということだったので、それ以降は使っていない」と述べました。
これに関連し、西田氏が「安倍総理大臣の秘書と電話をした際に、あなたは『安倍晋三小学校の冠は、ほんの一時、1日、2日しか使用していない』と述べたが、実際には長い間出ている」として、電話内容の記録の公表に同意を求めたのに対し、籠池氏は「そんなことはなく、ほんの一瞬だ」と述べたうえで、公表を拒否しました。
さらに、西田氏が、籠池氏の夫人と昭恵氏との間でやり取りしたメールの内容を公開することに許可を求めたのに対し、「メールは家内のものだが、私はいいと思っている」と述べました。


民進党福山哲郎氏は「昭恵夫人の携帯に電話してお願いごとをして、FAXで、昭恵氏を補助する職員から『難しい』と返事を受けたと証言しているが、国有地の問題についてのお願いをしたということか」とただしました。
これに対し、籠池理事長は「そうだ。電話したのは私で、国有地のことについてお願いしたのは1回きりだったと記憶している」と述べました。そのうえで、籠池氏は、昭恵氏側から回答を受けたことを証明できる証拠はあるかを問われ、「いただいたFAXが残っている」と述べました。
また、昭恵氏が学校法人の施設で講演したことに関連して、福山氏が「昭恵氏に講演してもらった際に、講演料として10万円を渡したという話があるが」と質問したのに対し、籠池氏は「10万円の講演料も先に用意していたので、帰るときに渡し、お持ち帰りいただいた」と述べました。
籠池氏は、稲田防衛大臣との間で顧問弁護契約があったのかや、直接、法律相談をしたことがあるのかを問われ、「稲田先生の事務所と顧問契約は結んでおり、今回の土地の事柄についても、事務所に平成28年1月に相談に行った」と述べる一方、国有地をめぐって稲田大臣と直接やり取りをしたことはないと証言しました。


公明党竹谷とし子氏は「籠池氏は、100万円の寄付金を受け取ったとしているが、お礼状は出していないのか。また、寄付金が入った封筒は今は残っていないのか」とただしました。
これに対し、籠池氏は「『匿名にしてほしい』ということで、お礼状は出していない。封筒は残っていない」と述べました。


大阪府議会は、23日、本会議を開き、府の私学審議会の梶田会長を参考人として招致しました。


梶田会長は、学校法人「森友学園」が開校を目指していた小学校の認可をめぐる議論について、「通常は学校を作る場合、申請者と大阪府教育庁が1年余りやり取りを行う。事務方が基準に照らして大丈夫と判断した段階で私学審議会にかけられるので、だいたい認可適当という答申になる。しかし、森友学園の小学校については、審議会で最初から、土地、資金、カリキュラム、教員の確保の問題で疑義が出た」と述べ、通常とは異なるケースだったという認識を示しました。


そのうえで、私学審議会が、おととし1月、財政的な懸念を解消することなどを条件に認可するのが適当だと答申したことについて、「最終的に認可する段階では、全部の条件が整っていなければならない。しかし、答申を出した時の審議会で、私は『今後さまざまなチェックをかけて虚偽があればアウト。心配な点があれば指導して、それでもだめなら、また別の判断をしないといけない』と発言した」と述べ、「条件付き」という判断に問題はなかったという認識を示しました。


さらに、梶田会長は、大阪府の松井知事や橋下前知事などから働きかけはあったのかと質問されたのに対し、「一切ない。私だけでなく、私学審議会のメンバー全員、何の働きかけもアプローチも受けていない」と述べました。


さらに、籠池氏は、土地の値下げに向けた政治家の関与について、「純粋な政治家の方の対応はなかった」とする一方、安倍総理大臣の夫人の昭恵氏の関与について、「財務省のほうに多少の動きをかけていただいたということであり、生活ゴミが出たあと急転直下、ものごとが動いたということは、そういうふうな考え方もあろうかと思う」と述べました。

民進党枝野幸男氏は、籠池氏が安倍総理大臣夫人の昭恵氏を補助する職員から送られてきたと証言しているFAXついて、「安倍昭恵さんに対してお願いした事が職員に振られて、回答があったという認識なのか」とただしました。
これに対し、籠池氏は「おっしゃるとおりだ」と述べました。
また枝野氏が「寄付金について、昭恵氏から『黙っていて』と言われたと証言しているが、その場で言われたのか」と質問したのに対し、「講演会が終わって車で帰ったあと、電話で言われた。内閣総理大臣のご主人からとなると、いろいろ問題も多かろうなと推察した」と述べました。

日本維新の会下地幹郎氏は「大阪府の私学審議会が、条件付きで『認可適当』とするにあたり、政治的な働きかけがあったと考えるのか」とただしました。
これに対し、籠池氏は「政治的背景はあったと思う。本来、大阪府の私学審議会は3月だが、2月に臨時の審議会が開かれた。近畿財務局のほうから大阪府に働きかけただろうし、大阪府からも近畿財務局に問い合わせをしたと思う。お国のほうの中でいろんなことが渦巻いて、大阪府の私学審議会のほうに条件付きでも『認可適当』という話になっていったと思う」と述べました。

酒井 康生|北浜法律事務所

http://d.hatena.ne.jp/d1021/20170320#1490006933


このうち、自民党北川イッセイ元国土交通副大臣に対して、籠池氏は「有害物質が混じった土壌を除去する1億3000万円の費用を、国土交通省大阪航空局にかわって立て替えたが、『早く予算化して返還してほしい』と依頼した」と述べています。
北川元副大臣はNHKの取材に対して「籠池氏とは会ったこともなく知らない。何かを頼まれたことは一切ない」と籠池氏の発言を否定しています。


また、自民党柳本卓治参議院議員に対しては「近畿財務局長に言葉がけをしてもらった。『財務局に早く物事を進めてほしい』と言ってもらった」と述べました。
柳本議員は「秘書が対応し、近畿財務局へ、一、二度電話で問い合わせたところ、『担当部署がしっかり対応している』との返答だったので、その旨を伝えた。その後、連絡はない状況だ。議員本人や秘書が、籠池氏の関係者や近畿財務局の関係者と面会したことはない」とコメントしています。


日本維新の会の東徹参議院議員に対しては、「当時、大阪府議会議員だった東議員に、大阪府の私学設置基準の緩和のときに『よろしくお願いします』と言った」と述べました。
東議員はNHKの取材に対し、「『大阪府の小学校の設置基準は厳しいので話を聞いてほしい』と依頼があり、籠池氏本人に会ったが、松井知事に相談したり、府の担当者に働きかけたり、籠池氏から金銭をもらったりしたことは、全くない」と述べています。


また、大阪府に小学校設置の申請を行う際、「亡くなった畠成章元府議会議長にお世話になった。畠氏は松井知事のお父様とも親しいおつき合いがあった。そのおかげで、大阪府の当時の総務部長などにも説明させていただいた。小学校申請の特別な取り計らいをいただいたと感謝している」と述べました。

#政界再編#二大政党制