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ロシア南部のチェチェン共和国で24日未明、武装グループが大統領直属の治安部隊「国家親衛隊」の施設への侵入を図って戦闘となり、双方合わせて12人が死亡しました。捜査当局は武装グループのメンバーの身元を確認中ですが、チェチェンなどで取締りを強める治安機関と戦闘を繰り返しているイスラム過激派の犯行として調べていると見られます。


イスラム系の住民が多いチェチェンなど北カフカス地方では、高い失業率や汚職などの社会問題を背景に、イスラム過激派が水面下で勢力を広げてテロを繰り返し、ここ数年は過激派組織IS=イスラミックステートに忠誠を示す武装グループが警察官を殺害する事件も起きています。


プーチン大統領は今回の襲撃事件直後の24日午後、フランス大統領選挙の有力候補ルペン氏とモスクワで会談し、テロ対策での連携の重要性を強調しました。