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 大きな企業には、秘書室にたいていベテランの女性がいる。この人がキーマンであることが多い。彼女を通せばいちばん話が早いのだ。これはよくある話だが、一般の社員はいかに彼女が重要人物かを知らず、「単なる一秘書」として平気で不躾な態度をとる。当然ながらその社員に関するネガティブな情報はすぐにトップに伝わってしまう。権力の在り処と、情報の流れを把握していなければ取り返しのつかないことになる。


 対外的な肩書きとは別に「トップに直結している本当のキーマン」が大きな組織には必ずいる。女性の秘書も含めて「裏広報」や「裏総務」のような百戦錬磨のベテランである。かつては首相官邸にもいたし、自民党の幹事長室にもいた。「トップが誰を信頼しているのか」「どのボタンを押すと直で通じるのか」を把握しておくことは、組織を相手に、あるいは組織の中で仕事をする上で極めて重要なポイントなのだ。

 どんな組織でもトップと広報に会えばたいていのことはわかる。取材の際に広報がメディア側ではなくトップにばかり気をつかっている組織は風通しが悪い。広報がトップに対してものを言いづらい、独裁的な組織だということだ。かつてのNHKはそんな組織の典型だった。

 トップになかなか会えない場合は、キーマンを見極める上で、トップに食い込んでいる複数の人たちに接触することもある。ただ、よくあるのは、食い込んでいる人たちどうしが仲が悪いというケースだ。お互いに対するネガティブな情報を流すことがあるのでミスリードされないように注意する必要がある。


 リーダーの側で働く秘書は、組織での権力のバランス(パワーバランス)を常に意識して、仕事を進めていかなければなりません。


 時には、目には見えない、表面的には現れない人と人との間の微妙な権力バランスをつぶさに把握しておく必要があります。そうしないと、仕事に支障を来してしまうことがあるからです。


 有能な秘書は、そのバランスを的確に見抜く力を持っています。また、人と人とのパワーバランスの中で、どう振る舞えば、上司が目的達成のために優位に仕事を進めていくことができるのかを理解しています。

 一流のリーダーは、部下の「才能」や「魅力」を引き出す天才です。決して、「権力」によって、部下に圧力やプレッシャーをかけることはありません。なぜなら「権力を誇示する」こと、つまり、「権力を用いる」ことでしかチームをまとめていくことができないのは、リーダーとして力不足であり、恥ずかしいことだという認識があるからです。


 一流のリーダーは、「権力」を持っていても、過剰に用いたり、誇示することはないのです。


政府は、総理大臣夫人について、公務員としての発令を要する公人ではないとしていて、安倍総理大臣の夫人の昭恵氏も、サミット=主要国首脳会議への同行など総理大臣の公務を補助する活動を私人として行っているという見解を示しています。


これに関連して政府は、民進党逢坂誠二衆議院議員が提出した質問主意書に対する答弁書を、28日の閣議で決定し、昭恵氏が、安倍総理大臣の外国訪問に同行する際、国の用務のため渡航する外務公務員などに政府が発給する、外交旅券を発給していることを明らかにしました。


また答弁書では、昭恵氏の同行は、政府からの依頼で行われるもので、政府専用機に搭乗する際は、通常の航空運賃に相当する額の使用料は徴収していないとしています。

#政界再編#二大政党制