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長崎県諫早湾で行われた国の干拓事業をめぐる裁判では、排水門の開門を求める漁業者と、開門に反対する農業者、それに国の3者が、去年1月から長崎地方裁判所で和解協議を行っていましたが、対立が埋まらないまま、27日、協議が打ち切られました。


これについて山本農林水産大臣は28日、記者団に対し「有明海の再生に向けた手法について、合意点がある程度見いだせたという気持ちがあったが、かい離を埋められなかった点は非常に残念だ。排水門の開け閉めの主張を含めて、厳しいものがあった」と述べ、関係者の主張の隔たりが大きく、和解に至ることは難しかったという認識を示しました。


農業者などが排水門を開けないように求めている裁判は、来月17日に判決が言い渡されますが、今後の対応について、山本大臣は「問題の解決に向けて真摯(しんし)な努力を重ねたい」と述べました。