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中国で北朝鮮問題を担当する武大偉特別代表はソウルを訪問し、10日午後、韓国のユン・ビョンセ(尹炳世)外相やキム・ホンギュン(金※ホン均)朝鮮半島平和交渉本部長と会談しました。


この中で武特別代表は、アメリカのトランプ大統領と中国の習近平国家主席との初めての首脳会談の結果を踏まえ、朝鮮半島の非核化を目指した取り組みと並行して対話による解決の重要性など中国側の立場を説明したものと見られます。


会談の中で双方は、北朝鮮が核実験やICBM大陸間弾道ミサイルを発射した場合にはさらなる制裁措置が必要だという認識で一致し、挑発行為を繰り返す北朝鮮をけん制しました。


会談のあと韓国のキム本部長は記者団に対して「北による脅威の根本的な原因である核開発を中断させるため、中国側のさらなる努力を求めた」と述べました。


一方、アメリカ軍が韓国への配備を進めている最新の迎撃ミサイルシステム「THAAD」については、韓国側が北朝鮮の核・ミサイル開発に対抗するためだとして理解を求めたのに対して中国側は従来の立場を繰り返し議論は平行線に終わったということです。


※ホンは火の右に共