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ブラジルのメディアは今月17日、政財界を巻き込んだ汚職事件への関与が疑われている大手食肉会社の幹部が、テメル大統領と面会した際に録音したとされる会話の内容を報じました。


それによりますと、大統領は、すでに事件に関わった罪で収監されている元下院議長の口封じに関わったと受けとれる発言をしたとされ、地元メディアは、捜査がみずからに及ぶのを恐れた大統領が、捜査を妨害した疑惑があると連日伝えています。


これを受けて、テメル大統領は今月18日に続いて、20日もテレビで演説し、「会話の録音には編集された形跡がある」と述べ、疑惑を改めて否定するとともに、最高裁判所に対し、録音データの真偽が確認されるまで、検察が開始した捜査を保留するよう求める考えを示しました。


そのうえでテメル大統領は、雇用環境を改善したことなど成果をアピールし、経済状況を回復させるためにも引き続き、大統領の職にとどまる考えを強調しました。


ただ、21日には各地で大統領の辞職を求めるデモが予定されていて、前の大統領が弾劾で罷免されてから1年もたたないうちに政治をめぐる混乱が再燃しています。