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おととしのアメリカ大統領選挙にロシアが干渉したとされる、いわゆる「ロシア疑惑」の捜査について、トランプ大統領は1日、「ひどい状況だ。これ以上われわれの国を汚す前に、セッションズ司法長官はこの不正な魔女狩りを直ちにやめさせるべきだ」とツイッターに書き込みました。そのうえでトランプ陣営とロシアとの共謀について、「完全なでっちあげだ」と改めて疑惑を否定しました。


トランプ大統領のこうした書き込みは、事実上捜査を中止するよう求めたものだという受け止めが広がっていて、野党・民主党やメディアは、「捜査を妨害しようとする試みだ」などと相次いで批判をしています。


セッションズ司法長官は、就任前にロシア側と接触していたのにそれを明らかにしていなかったことが批判され、疑惑の捜査には関与しないと表明していますが、トランプ大統領としては、ロシア疑惑の捜査が続いていることへの不満から、長官を名指ししたものと見られます。


この書き込みについてホワイトハウスのサンダース報道官は、1日の記者会見で「大統領は意見を述べただけで命令ではない」と説明しましたが、再び「ロシア疑惑」をめぐるトランプ大統領の言動が波紋を呼んでいます。