https://d1021.hatenadiary.com
http://d1021.hatenablog.com

2016年のアメリカ大統領選挙にロシアが干渉したとされる「ロシア疑惑」をめぐっては、モラー特別検察官が、ロシアとトランプ陣営との共謀がなかったかどうかや、当初、捜査を指揮していたFBI連邦捜査局のコミー長官をトランプ大統領が解任したことなどが、司法妨害にあたるかどうか捜査を進めています。

アメリカのCNNテレビは20日、関係者の話として、捜査を統括するバー司法長官が早ければ来週にも捜査の終結を発表する見通しだと伝えました。

また、バー司法長官は、捜査終結の発表後、モラー特別検察官がまとめた捜査結果に関する報告書の概要を議会に提出する準備を進めているということです。

ただ、来週はベトナムハノイ米朝首脳会談が予定されていることから、外交への影響を考慮して捜査終結の発表のタイミングが変わる可能性もあるとしています。

ロシア疑惑をめぐる一連の捜査では、これまでにトランプ陣営の元幹部やロシアの情報機関の関係者など30以上の個人や団体が起訴されています。

ロシア疑惑をめぐり、トランプ大統領はこれまで「共謀も司法妨害もない」などとして疑惑を強く否定していて、今後明らかになる捜査結果が注目されます。

トランプ大統領20日、記者団からモラー特別検察官がまとめる捜査結果に関する報告書を公表する考えがあるのか問われると、「それはすべてバー司法長官次第だ」と述べました。バー司法長官は、報告書の公表について、「可能な範囲」としていて、内容のすべてを公表する考えは示していません。これに対して、野党・民主党は「完全な公表を約束しておらず、疑惑の隠蔽につながるおそれもある」として、報告書のすべてを公表するよう求めています。